Linux用の親指シフト入力ソフトであるoyainputは、fctix-mozcで利用すると日本語と英語の切り替えと、親指シフトモードのONとOFFが連携させることができ、使い勝手がよくなります。
通常fcitxは自動で連携されます。
このとき、fcitx側を正しく設定する必要があります。
まずfcitxの設定画面「入力メソッドの設定」を開きます。
1番目に日本語キーボード、2番目に変換エンジン(Mozc)を指定します。
こうすることでCtrl+Spaceで直接入力(英語モード)と日本語モードを切り替えることができます。
注)Ctrl+Space はFcitxの設定で変更できます。
またMozcが認識するキーボードを英語(US)にします。こうしないと最上段の記号がおかしくなります。
→ 修正しました。デフォルト(「規定のキーボード」)のままにしてください。
日本語と英語を切り替えて親指シフト入力ができることを確かめてみてください。
環境によってはfcitxとの連携がうまくいかない場合があるかもしれません。
以下、うまく連携されない場合のみ下記の手動での設定を試してみてください。
oyainputとfcitxを手動で連携するには、設定ファイル( ~/.oyainputconf )で以下の記述部分(#がついた行)を修正します。
修正前)#IM=none
修正後)IM=fcitx
これで強制的にfcitxとoyainputが連携されます。
また、IM=none とすると、自動ではIMとoyainputが連携されなくなります。
うまくfcitxが認識できない場合など、手動で(Pauseキーを押すなどして)oyainputのONとOFFを切り替えて利用してください。
Android用の親指シフト入力対応IMEであるOyaMozc(おやもずく)をGoogle Playにて公開しました。
以前公開していた OpenWnn ベースのIMEであるOyaWnn の後継ソフトという位置づけです。
変換エンジンがMozcベースとなったことにより、変換精度が非常に高くなっています。
UTUMI 氏作成の追加の強化辞書 Mozc UT Dictionaryを適用しており、変換精度が更に
高くなっています。
http://www.geocities.jp/ep3797/mozc_01.html
基本的な利用スタイルはOyaWnnと同様ですが、利用可能な最低バージョンはAndroid 4.0となっています。
CPUはOyaWnnはARM機以外は動かなかったのですが、今回はARM/Intel/Mipsに対応しています。
ダウンロードサイズも34MとOyaWnnに比して10倍以上になっております。その殆どが辞書データです。
メモリは1GB未満とかの低スペックのマシンでは厳しいと思いますが、まあ2014~2015年以降発売のスマートフォン、タブレットなら問題無いと思います。
2011年4月よりご提供させていただきましたバンバンメールですが、諸般の
事情によりましてサービスの継続が困難となりましたため誠に勝手ながら
本日2016年1月31日を持ちましてすべての機能を終了させていただきます。
長らくのご利用誠にありがとうございました。
OyaWnnでインポートできるユーザー辞書の形式ですが、テキスト形式で
よみ[TAB]語句
という行をずらずら並べたTEXTファイル(*.TXT)を
用意し(Shift-JIS形式で)保存すればOKです。
辞書のテキストファイルをsdカードに入れ、IMEの設定画面にある
「日本語ユーザー辞書」⇒(メニューキー)「その他」⇒「辞書読込」
で上記のテキストを読み込んでください。
すでに登録済みの語句があるとそこで読込がストップし、以降のインポート処理は行いませんので注意。
サンプルとしてIT用語の辞書を作ってみましたので、よかったら使ってみてください。
ユーザー辞書は一応10000語まで登録可能ですが、登録しすぎると動作が重くなってしまいますのでほどほどに。
注意ですが、私が試したところどうもベースにしているOpenWnnはユーザー辞書の扱いがやや不安定な部分があるようで、辞書変換しようとした際に何度かクラッシュしたことがありました。
※クラッシュするとキーボード入力やタップ操作を一切受け付けなくなってしまい、BACKキーまで無反応になってしまうと結構あせります。
その場合、HOMEキーで戻れる場合は、いったんホーム画面に戻り、
「設定」⇒「アプリケーション」 ⇒「(エディタソフトを)強制終了」
とするとエディタが終了できて、その後はまた入力することが可能になります。
当然それまでの編集内容は失われてしまうので、その前にコマメに保存しておくことをお勧めします。
Android用に作ったアプリを昨晩Google Playにて公開しました。
→ OyaWnn
Androidで親指シフト(NICOLA)配列でキーボードに対応したIMEです。
はい、完全に自分が使う用ですね。
AndroidではBluetoothなどで外部キーボードが使えますが、
そのキー配列を親指シフトタイプに置き換えてしまうものです。
WindowsやMacのデスクトップではキーフック系と呼ばれる
ジャンルのアプリで、昔から根強く需要があるものですが
Androidではまだあまりないですね。
もちろん、まともなIMEをゼロから作る気力も能力もないので、
公開されていた既存のIMEに機能を追加するという道を選びました。
NAKAJI Tadayoshi さんという方が公開されているOpenWnn4T
というIMEをベースに開発しました。
OpenWnn自体はオムロンソフトウェアが開発したIMEで
多くのAndroidで標準IMEとして採用されています。
Bluetoothキーボードで外出先で親指シフトが使いたい方はどうぞ。
※ フリーソフトウェアです。
【動作確認リスト】
⇒ OyaWnn紹介ページへ
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開発経緯など。
バンバンメールとかを作っていたのでお分かりかもしれませんが、
私はいわゆるガラケー、昔ながらのケータイ派で、
長い間スマホ類は持っていませんでした。
そもそも利用するのがweb制作中のサイト表示の確認程度なので、
iPodで充分かなとか思ってたわけです。
でもモバイル端末は結構好きで、Windows Mobileについては
何個か端末も所有しており、Windows Mobile向けにアプリを
作って公開したこともありました。
Windows Mobileは利用者からの評判はあまりよくありませんでした。
感圧式のペン入力前提なのでUIの使い勝手が悪かったからです。
でも開発者にとってはいいOSだったと思います。
ほぼデスクトップのWindowsと同じ感覚でプログラミングできたので、
Windowsアプリを作ったことがある人ならほぼそのままのノウハウ
でモバイル向けの開発に着手できてラクでした。
(公開するのにも審査や登録料金などなかった。)
でも、マイクロソフトの戦略ミスでWindows Mobileはシェアの下降を
続け、iPhone登場でとどめを刺されてしまって、後継の
Windows Phoneは今一つパッとしない。
以来モバイルの開発からは遠ざかっていました。
が、ケータイキャリア各社の戦略でここ半年ほどで、日本の
ガラケー文化も一気に終わりそうな気配なので、最近
激安化しているAndroid端末を手に入れました。(AU Evo 3D)
で、AndroidのSDKなどをダウンロードし遅ればせながらAndroidでの
アプリ開発に手を染めてみました。
Androidアプリ開発はWindows Mobileとは全く違う世界で
とても興味深いですね。Javaで開発するとか。